Nicks Index
サクラバクシンオー(集計期間2004年5月25日現在) 2003年のセリ平均価格・1275万円

集計項目名 頭数 1頭当賞金 既出馬 デビュー率 勝馬数 勝馬率
1位 ラツキーソブリン 4 8563 4 100.0% 3 75.00%
2位 ラシアンルーブル 4 5258 4 100.0% 4 100.00%
3位 Green Forest 3 5046 2 66.7% 2 100.00%
4位 モガミ 7 3392 6 85.7% 4 66.70%
5位 カツラギエース 3 3280 3 100.0% 2 66.70%
6位 ノーアテンシヨン 4 3259 4 100.0% 4 100.00%
7位 アーテイアス 3 2558 2 66.7% 1 50.00%
8位 ミルジヨージ 15 2534 13 86.7% 12 92.30%
9位 スリルシヨー 6 2474 6 100.0% 4 66.70%
10位 サウスアトランテイ 3 2146 3 100.0% 2 66.70%
11位 ミスターシービー 7 2024 6 85.7% 4 66.70%
12位 イブンベイ 3 1863 3 100.0% 2 66.70%
13位 クリスタルグリツタ 3 1738 2 66.7% 2 100.00%
14位 ロイヤルスキー 3 1572 3 100.0% 2 66.70%
15位 ターゴワイス 6 1565 5 83.3% 3 60.00%
16位 マルゼンスキー 16 1530 16 100.0% 11 68.80%
17位 クリスタルパレス 5 1503 4 80.0% 3 75.00%
18位 ハードツービート 4 1348 4 100.0% 3 75.00%
19位 ナイスダンサー 3 1320 3 100.0% 2 66.70%
20位 リアルシヤダイ 20 795 20 100.0% 11 55.00%
21位 マグニテユード 3 770 2 66.7% 2 100.00%
22位 ブレイヴエストロー 5 723 5 100.0% 3 60.00%
23位 Woodman 3 715 3 100.0% 2 66.70%
24位 エンペリー 3 694 3 100.0% 1 33.30%
25位 パーソロン 5 685 5 100.0% 2 40.00%
26位 サーペンフロ 3 637 3 100.0% 1 33.30%
27位 トウシヨウボーイ 3 626 2 66.7% 1 50.00%
28位 ベリフア 3 566 3 100.0% 2 66.70%
29位 ヘクタープロテクタ 5 482 4 80.0% 3 75.00%
30位 メンデス 4 461 4 100.0% 3 75.00%
31位 トニービン 11 348 10 90.9% 5 50.00%
32位 パークリージエント 4 340 4 100.0% 2 50.00%
33位 シーホーク 3 256 3 100.0% 1 33.30%
34位 デイクタス 4 112 4 100.0% 1 25.00%
35位 テンパレートシル 3 110 2 66.7% 1 50.00%
36位 スマコバクリーク 3 0 2 66.7% 1 50.00%
37位 Caerleon 3 0 1 33.3% 0 0.00%

勝ち上がり率の高さに定評のあるサクラバクシンオーだが、値段以上の活躍をする配合パターンも多く、まだまだマーケットに出ていても「お買い得感」のある種牡馬である。

サンプル数の多い母父ミルジョージ母父マルゼンスキーは共にダートの短距離馬を出しながら大差が付いた。これを見る限り、サクラバクシンオーはノーザンテーストよりもテスコボーイを強調する形態のほうが良く走るということが分かる。

母父カツラギエースフジヤマシンゲキがコツコツと積み重ねた実績がものをいった。この数字はサンプル例の多さからも有効性の裏付けがある母父ミスターシービーと並び、Princery Giftクロスでまとめるパターンの配合が成功していることを意味している。jまた、メジロマイヤーを輩出して勢いがついた母父サッカーボーイもこれまたPrincery Giftクロス型。

Princery Giftをクロスさせてしまう、という強引さを感じる配合すらもサクラバクシンオーは許容し、平坦馬場のスプリンターを多数生み出す。ご多分に漏れず短距離で安定して賞金を加算する産駒となるが、この配合の場合、準オープンに上がった途端、壁に突き当たる感は否めない。

母父リアルシャダイ全産駒の平均獲得賞金は1229万円だから、サクラバクシンオー×母父リアルシャダイの組み合わせは平均を大きく下回っている。Bull Leaのクロスは強く打ち出されるが、血統構成自体が重くなってしまうのか。
サクラバクシンオーの持ち味を考えた場合、まず先行力を殺さないような方向性を心がけるのが第一で、気性が勝っていて逃げ先行脚質になりやすい血統を母方に迎えたり、Nasrullahのクロスを重視して前面に出すような配合が好結果につながっている。

これとは別にサクラバクシンオー産駒単体でのベスト10傑では、母父にBull Leaを有するかもしくはその父のBull Dogの影響を強く受けた血統を持つ馬が5頭ランクインしており(内容は、ラッキーソブリン、ラシアンルーブルRiverman、Irish Riverアーティアス)、名牝クリアアンバー(サクラバクシンオーの母の母)の強い影響を感じさせる結果ではないか。