I理論自動判定ソフトで見る新馬戦、未勝利戦　2003-2004年
(検証方法 : 「日本サラブレッド血統データベース2003年版」の自動判定機能を使用)

久米裕氏(＝有限会社アイケー)が発表するI理論公式評価については、明確な評価基準を整えた上で公開されていない為、「人為的な味付け」がなされているのではないか、という疑問の声がある。

また、公式評価は0勝に終わった馬の評価をしなかったため、「0勝の2A馬が数多くいるのではないか。」「評価が高いほど勝ち上がり率が高い、と言うが、そもそも1BやCといった低い評価の馬の絶対数が少ないのではないか。」という疑問も多い。

それでは、同社が販売しているソフトを使用して、人の意思がほぼ介在しない方法によって検証してみよう、という試みである。


検証方法

新馬戦、未勝利戦・延べ出走馬　(単位 : 頭)

出走馬total 3A 2A 1A 3B 2B 1B C
313 0 0 8 72 149 79 5
0.0% 0.0% 2.6% 23.0% 47.6% 25.2% 1.6%

7／14現在


　新馬戦、未勝利戦・勝ち馬数、輩出率　(単位 : 頭)

勝ち馬 3A 2A 1A 3B 2B 1B C
29 0 0 0 13 7 9 0
0.0% 0.0% 0.0% 44.8% 24.1% 31.0% 0.0%
輩出率 3A 2A 1A 3B 2B 1B C
#DIV/0! #DIV/0! 0.0% 18.1% 4.7% 11.4% 0.0%

7/14現在

おまけとして、自動判定ソフトが高い評価を下した馬のリストを載せておきます　(デビュー順)。これらの馬の素質がいかほどか、結果によって明らかにされると思います。

また、勝ち上がること自体が非常に珍しいC評価を出した馬についてもリストを載せておきます。
どういうタイプの血統が低い評価が出るのか、理論のクセ、自動判定ソフトのクセが何となく分かると思います。

(ロジック評価) 3A評価馬リスト
(ロジック評価) 2A評価馬リスト
(ロジック評価) 1A評価馬リスト
(ロジック評価) C評価馬リスト